株式会社セカンドハウス彩祐 代表取締役 鈴木里苗
代表挨拶
Greetings
こんにちは、鈴木里苗(すずき・さなえ)です。
私は山形県で放課後等デイサービスや児童発達支援、障がい児相談支援を行う児童福祉施設「セカンドハウス彩祐結(あゆむ)」を運営しています。
3つの施設で毎日約80人が通う山形県では有数の施設となっており、現在では新規の利用者様をお断りするほどの反響をいただいています。
とはいえ、最初から順調にここまできたわけではありません。
私が今の会社を立ち上げたのは2012年のことです。
私自身が発達障害の子供を抱えていたことや一人で子育てしていたこともあり、「障害を持つ子どもも、そのお母さんも安心して過ごせる居場所を作りたい」と始めたのがセカンドハウス彩祐結でした。
周りの方からも多くの支援をいただき、ありがたいことに事業は順調に伸びていきました。
でも、その一方であまりに会社が急成長したため、組織のいたるところに歪みが生まれ始めていました。
最初は6人で始めた施設でしたが、利用者様の急増によって3年目には2つ目の施設を、8年目には3つ目の施設を立て続けに立ち上げた結果、従業員の数は一気に45人にまで増えていました。
その一方で、当時の私は経営者としてはまだ初心者同然でしたし、従業員も育っていない段階だったので、様々なところで問題やミスが多発するようになっていました。
従業員を増やそうにも元々求職者が少ない上に、社内が混乱していたこともあり、採用してもすぐに辞めていく人が続出。
そんな状況を何とかしなければと思いつつも、私自身も目の前の仕事で手一杯。いちいち指示を仰いでくる従業員に苛立ちが募る一方でした。
かといって従業員に仕事を任せることもできず「自分でやった方が早い」とばかりにどんどん一人で仕事を抱え込んでいきました。
私も従業員も完全に疲弊していました。そして、ついに最も恐れていたことが起こりました。
県から行政処分が下ったのです。
従業員にも利用者様にも申し訳ない気持ちでいっぱいで、「このまま消えてなくなりたい」とさえ思いました。
とはいえ、従業員のためにも利用者様のためにも、どんなに逃げ出したくても逃げ出すわけにはいきません。
私は問題解決の糸口を探るべく従業員と対話をしたり、経営者としての自分を磨くために様々な勉強会に参加したり、コンサルやコーチングを受けたりもしました。
そしてその中で私はあることに気づきます。
「ひょっとして、根本的な原因はこれなんじゃないか?」
そう思った私は、従来のやり方を一から見直し、そして少しずつ組織変革を進めていきました。
すると、驚くべき変化が起き始めました。
あれほど指示をしなければ
動かなかった従業員が、
活発にアイデアを出し
実行するようになったのです。
例えば、今まで求人募集は高い報酬を払って一般の人材紹介会社を通して行っていましたが、従業員の中から「SNSを使って私たちの働く様子やこの会社の良さを発信して、共感してくれる従業員を増やしていくのはどうだろう?」というアイデアが出ました。
そして、自分達で動画を撮ってTikTokに配信すると徐々にフォロワーが増え、その動画を見た方の中から「ぜひこの会社で一緒に働かせてください」という若い人たちからの応募が増えていったのです。もちろん、私は何もしていません。
これはほんの一例ですが、従業員が自分で考え、判断し、行動するようになった結果、私の仕事量は以前の半分近くまで減り、今では週3日しか会社に顔を出さなくても問題なく運営されるようになりました。
時間ができたことで私は、かねてからやりたかった発達相談や子育ての様々な悩みを相談できるオンラインサロンや、自己肯定感を自分で上げることができるトレーニングプログラムなど新しい事業を立ち上げ軌道に乗せることができました。
でも、なぜ短期間でこんなに
組織が変わったのでしょうか?
その理由は、変わるべきなのは従業員ではなく自分だと気づいたからです。
というのも、私はもともと自己肯定感が低く自分に自信を持てずにいました。自信とはつまり「自分を信じること」ですが、私は全く自分を信じられずにいたのです。
ですが、自分を信じることもできない社長が、果たして他人である従業員を信じることができるでしょうか?
そんなことはありませんよね。実際、以前の私は従業員を信用することができず、「自分にしかできない」「自分が頑張らなければならない」と思い込んでいたのです。
これは「傲慢」以外の何ものでもありません。
そして、「自分を信じてもらえていない」「頼りにされていない」と感じている従業員が、会社のためにお客様のためにと自ら率先して働くわけがありません。
ただ言われた仕事だけをこなし、仕事でイヤなことがあったり他に良い条件の会社があれば、すぐに会社を辞めてしまうのは当たり前の話なのです。
にもかかわらず、そこを無視して従業員育成プログラムや人事評価制度などで従業員を変えようとしてみたところで、全く機能しないどころか逆に従業員の反感を買うのがオチです。
ただし、自信とは何も経営者としての能力や仕事のスキルのことではありません。誰だって強みもあれば弱みもありますし、得意なこともあれば苦手なこともあります。
それらを全てひっくるめた上で自分を認めることこそが本当の自信に繋がります。そして、そんな等身大の自分を信じることができれば、自然と従業員のことも信じることができるようになります。
「自分を信頼してくれている」とわかった従業員は、こちらから細かく指示をしなくても自ら率先して働くようになります。
自ら進んで問題を解決したり、みんなで協力してアイデアを出し合ったり、あなたの弱みや苦手なこともサポートしてくれるようになります。
その結果、離職する従業員は減り、そんな職場で働きたいという人が増えていくのは自然の流れです。
つまり、社長自身が自分の強みや弱みをもとに自己変革することが、組織が活性化し従業員が自ら成長する会社に生まれ変わるための最大のカギであり、それをどんな福祉施設でも実現できるように開発したのが『社長の「強みと変革」プログラム』です。
このプログラムが一人でも多くの福祉施設の経営者様のお役に立てれば幸いです。
株式会社セカンドハウス彩祐 代表取締役
株式会社Lokahina 代表取締役
代表者紹介
山形県有数の児童福祉施設経営者が
結果が出るまであなたと伴走します
株式会社セカンドハウス彩祐 代表取締役
株式会社Lokahina 代表取締役
鈴木 里苗 (Suzuki Sanae)
「障害を持つ子どもも、そのお母さんも安心して過ごせる居場所を作りたい」との思いから、2012年に放課後等デイサービスや児童発達支援、障がい児相談支援を行う児童福祉施設「セカンドハウス彩祐結(あゆむ)」を設立。
わずか数年で施設数を3ヶ所まで拡大し、現在では毎日約80人が通う山形県では有数の児童福祉施設となっている。
さらに、発達相談や子育ての様々な悩みを相談できる『ママリンク・オンラインサロン』、自己肯定感を自分で上げることができる『kokoroトレーニング』、児童福祉施設の運営アドバイスを行うコンサルティング事業を行う株式会社Lokahinaを設立。
保有資格
- 介護福祉士
- 介護支援専門員
- 児童指導員任用資格
- 児童福祉司任用資格
- 知的障害者福祉司任用資格
- 社会福祉主事任用資格
- 相談支援専門員
- 児童発達支援管理責任者
- 自己肯定感アカデミー認定講師など